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【大企業の金バッジ最強説】大企業へのメシウマ就職は一度必ず味わっておこう。

2019年1月6日

【大企業の金バッジ最強説】大企業へのメシウマ就職は一度必ず味わっておこう。

こんにちは、コボ ヒロキです。

「やっぱり大企業に就職したほうが間違いないのかな?」
「ぶっちゃけ大企業の社内の雰囲気とかどんな感じなの?」
「不安定なベンチャー企業へ就職したいけど、大企業の安定を取ろうか迷っている。」

そんな悩みを抱えているあなたに読んでほしい記事です。

まず最初に結論です。

「大企業は短期間の在籍なら非常に面白い。しかし長期間の在籍は退屈。」

この記事はそこそこ大きな企業に7年務めている僕が保証します。

序文はこれくらいにして、さっそく見ていきましょう。

大企業にはメリットがたくさん

大きな会社の居心地は比較的良きです。(人間関係以外)

理由は、「パワハラ」「コンプラインアンス」などの魔法の言葉が通用するからです。

中小企業でも通用するんですけど、踏み倒されるのが実態です。

そのほかにもたくさんのメリットがあるので、紹介していきます。

チャンスがたくさん用意されている

僕を含めて多くの就活生は、大して付加価値なんてものはありません。

だからこそ、大企業がオススメなのです。

理由は、まわりの人より少し仕事ができて、まわりの人にないちょっとした強みがあるだけで、サクッと出世できてしまったり、最先端のプロジェクトへ参加できるチャンスが巡ってきちゃうんです。

しかもその最先端のプロジェクトの依頼主は、世界的な大企業からの依頼です。

社名を聞いただけで「おー!まじかっ!?」とつい本能的に反応してしまうような世界的な大企業です。

その最先端のプロジェクトで自分の実績を残し、経験を積んで、成功体験をしてから次のステージに進むことが大事、と個人的には思います。

福利厚生や教育にも力が入っている

中小企業に比べて、大企業は経験もスピーディーに蓄積できます。

異動もあるから自分の仕事の適正もわかるし、人間関係の構築の仕方や、さまざまな国の人と仕事を一緒にすることもあるので、ボーッと働いていてもそれなりに思考が広がって楽しいです。

そして新入社員への教育が非常に手厚いので、資料の作り方、報告書の書き方など一通りは身につくと思います。

しかも給料も悪くないし、福利厚生もしっかりしている。

「文句ない。完璧。人生安泰だー!!」

と言いたいところですが、現実はそんなに甘くないです。

補足:大企業は全体の0.3%

日本企業は約400万社あります。その中で大企業は0.3%しかないんです。

具体的な数字にすると、大企業は約12000社しかないのです。

残りの99.7%は中小企業ということになります。

現在の日本の技術は中小企業から生まれていたり、中小企業が支えているといっても過言ではありません。

もちろんデメリットもある

そんな甘い話があったら、みんな大企業に入社していますよね?

現実はそんなに甘くないです。

チャンスをつかめなかったら窓際族へ

あなたが大企業に入社することができて、人生で最も頭のキレる時期の仕事が世界最先端のプロジェクトだったら、それはそれは本当に幸せだと思います。

しかし忘れはいけないことがあります。

それは、チャンスをつかんで光のあたる道を歩んでいる人がいるということは、

チャンスをつかめなかった暗い日陰の道を歩んでいる人たちがいる、ということも忘れてはいけません。

チャンスをつかめなかった人の主な仕事は、

  • メールの確認
  • 会議の資料作り
  • 草むしりやごみ回収
  • 上司から降りてきた仕事

などをしています。

身もふたもない言い方をするなら「雑用」です。

もちろん、最先端のプロジェクトに参加することだけが会社生活のすべてではありません。

ひょっとしたら雑用でも毎日が充実しているのかもしれません。

その他の仕事でも

  • 製品の評価
  • 能率の改善
  • ロス減少
  • 品質向上
  • 設備投資分析
  • 製造方法のブラッシュアップ
  • 上司や部下のマネジメント

などいろいろな仕事があると思います。

ひとつひとつ突き詰めていくだけでも、かなりやりがいがあったり楽しめると思います。

でも、そういうことを突き詰めたいならわざわざ大企業に入社する必要はなくて、中小企業のほうが良いです。

なぜなら中小企業は日本の技術を生み出したり支えているからです。

せっかく大企業に入ろうと考えているなら、最先端のプロジェクトへの切符を積極的に狙っていきましょう。

重要なポストはおっさんになってから

「大企業で出世して、代表取締役まで上がってやるぜ!」

と息を巻いている方には申し訳ないのですが、どんなに優秀な人でも重要なポストはおっさんにならないとなれません。

理由は「年功序列」です。

「年齢が上の人は偉い。」

この考えは洗脳的なレベルで私たちの体に染みついています。

「常識とは18歳までに身に着けた、偏見のコレクションのことをいう。」

これはアインシュタインの言葉です。まさに核心をついています。

年功序列はあらゆるステージで採用されています。

小学、中学、高校、大学、社会人。

そして知らず知らずのうちに

「年齢が上のほうが優秀である。」
「年齢が上のほうが信頼できる。」
「年齢が上のほうが~」

という考えが身についてしまっています。

この考え方は今の40~60歳の人たちに強い傾向が見られます。

会社での重要なポストを決める会議でも、若い優秀な人の議題があがると

「まだ彼は若いから今回はやめておこう。」

と言い出すのは、だいたい40~60歳ぐらいの人間です。

大企業の出世に必要なものは「年齢」

大企業の出世に1番重要なことは年齢です。

仕事ができるかできないはあまり関係ないです。

どちらかといういと、ミスをしないことのほうが大切です。これは僕が7年間大企業に勤めた末に見つけた、大企業の処世術です。

詳しく知りたい方は、会社員に必要なものは優秀なエンジンより正確なハンドリング【会社員は将棋の棋士に似ている】

をお読みください。

もう1度言いますが、大企業の出世に1番重要なことは「年齢」です。

だから、日本の大企業はおじさんにならないと重要なポストは任せてもらえません。

年功序列が必要な理由

「まじか…おっさんにならないと出世できないのか…」と僕もずっと思っていましたが、

たまにこの年功序列が必要だな、と思う時があるのもまた事実です。

実際にあった例をご紹介します。

30代前半で重要なポストについた人がいました。

仕事はスピーディーにこなし、責任感もあり、年齢関係なく職場からの信頼も厚い人でした。

おっさん連中からも「次のポストはあいつしかいないだろ。」と言われるぐらい優秀な人でした。

そして予想通り、30代前半の優秀な人は、異例のスピード出世で重要なポストにつきました。

しかしこの30代前半の優秀な人は、重要なポストについて半年でノイローゼになり、職場から長期離脱を余儀なくされてしまいました。

なぜでしょう?みなさん少し考えてみてください。

答えはわかりましたか?

答えは、「年上の部下達」が「年下の上司」に仕事を振られるのが嫌で仕事をしなくなったからです。

だから「日本だと年功序列が必要なんだな。」と思うときがあったわけです。

でもこれってなんか違和感があると思いませんか?

「年上の部下」は、長年勤めていた会社で重要なポストになれなかったわけです。

ということはそれまで怠惰な会社生活を送って、楽なほうへ楽なほうへ流されてきた人たちなのです。

(自分が楽できれば良い、自分さえよければそれでよいみたいな感じ)

それなのに会社に入社してから必死に仕事をして、仕事外でもいろんなスキルを体得して、

そのポストを死にもの狂いで獲得した年下の人がいざ上司になたったら

「指示されるのが気に食わない。お前のために仕事をしない。」って平気で言っちゃうんです。

そんなことをついこないだまで休憩中に談笑していた人に言われたら、

人間不信になって、ノイローゼにもなっちゃいますよね。

でもこれが現実です。

もちろんすべての大企業の部署がこんな感じだ、というわけではありません。

大企業で重要なポストについていないおっさんって基本的に暇なんで、

他人を攻撃したり、愚痴をいったり、散歩したりするしか楽しみがないのです。

(違う人がいたらすいません。僕の職場はそうだっただけです。)

だから、重要なポストはおっさんになってからなのです。

優秀な若手がつぶされないためにも。

補足:50~60歳より20台のほうが優秀なのか?

50~60歳のおじさんより若いほうが頭の回転は早いし、体力もあるし、髪の毛だって若いほうが…(笑)

と言いたい人が多いと思いますが、実際はそんなことありません。

50~60歳のおじさんから学ぶことは意外とたくさんあります。

なぜなら、年上の人には長年の経験があるので、土壇場で若さがなくてもうまく乗り切ってしまうワザを持っているからです。

だから若手は上司が持っている経験を盗んで、1日でも早く自分のモノにして上司を超えていきましょう。

そうやって早い段階でワザを盗んでいる会社員が優秀なんです。

でも、そこには大きな問題があります。

それは、見習いたい(カッコいい)と思う50~60歳のおじさんが少ないということです。

まとめ

就活で大企業に入ろうか悩んでいる人は、とりあえず大企業に入ってしまいましょう。

3年目ぐらいまではメリットのほうが大きいです。

3年間勤務して最先端のプロジェクトの切符を獲得できなかったら、その後どうするかを真剣に考えましょう。

でも1度大企業の味を覚えたら、そこから脱出するのは至難の業になることだけは覚えておいてください。

みなさんと次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。
それでは失礼します。

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