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並置の接続語

2019年3月2日

並置の接続語

こんにちは、「コボヒロ」です。

今日は並置の接続語について説明していこうと思います。

並置の接続語とはなんぞや?

順接と逆説の接続語は、

「流れを作る接続語」

として共通していました。

これから説明していく「並置の接続語」たちは、

文章の流れは作らずに、要素を示す働きがあるタイプの接続語です。

並置の接続語をザックリ括ると2つの大きなタイプがあります。

  1. 2つ以上のものを並べる接続語
  2. 2つ以上のいずれかを選択する接続語

まず最初は、

1.の「2つ以上のものを並べる接続語」から見ていきましょう。

「また」「そして」

2つ以上のものを並べておくのに最も適した接続語が、

「また」「そして」タイプです。

「そして」については、

順接的な展開の接続語の記事にも書いてありますが、流れを作らない接続語でもあるので一応ここにも入れておきます。

「また」「そして」どちらの使い方の説明も、

ネイティブな日本人からすれば必要ないように思えるのですが、

少しだけ「また」についての使い方に触れておきます。

ぼくは日夜たくさんのWeb記事を目にしています。

その中である日ふと、「また」を多用する人が多いことに気がつきました。

「また」という接続語は少しお堅いイメージがあり、

「文章に散りばめるとなんかカッコよさそうだ!」

と思っているのか真意のほどはよくわかりませんが、

その考え方はかなり危険である、という認識をみなさんにはしておいて欲しいです。

その理由は、

「直接の関係はないけど、両方ともここで言っておきたい。」

という場面で多く用いられている傾向にあるからです。

ちょっと次の文章を読んでみて下さい。

Tochi Geekでは常日頃、快適で心地よいブログ作りを目指し、コードの改善、誤字脱字の修正、

美しい画像の使用などを通じて、読者第一のブログ作りに努めています。

その為、ブログをクローズしてアップデートする機会が多々あります。

みなさまには、大変なご迷惑をお掛けしていると思いますが、これからもご愛読よろしくお願いします。

(またorそして)、Twitterでアンチが増加傾向にあります。

アンチに関しては、目に余る行為以外、貴重なご意見として真摯に受け止めていきます。

アンチの皆様、これからもどうぞよろしくお願いします。

ここまで↑

この文章の真ん中で、(またorそして)を選択する場面がありました。

みなさんはどちらの接続語を選択しましたか?

少し考えてみてください。

多くの人は「また」を選択すると思います。

なぜ「そして」ではなく「また」を選択したのでしょうか?

その理由は「前後の関係性」にあります。

実はこの文章、前後で全く関係ない事柄を話しています。

前の事柄は、読者に対する連絡。

後ろの事柄は、Twitterのアンチに対する連絡。

つまり、たまたま僕がそれぞれに要望したい相手だったというだけで、

相互に直接の関係はない、ということです。

これが「また」に潜んでいる危険性です。

ブログは基本的に、要素同士を関連づけて文章を組み立てていくのに、

「また」を多用してしまうと、先ほどの文章のように、

書いている本人は何かを関連づけているつもりになり、自己満足な文章が出来上がってしまいます。

しかも、全体はまったく関係ないことがいくつも乱雑に置かれているので、

読みにくい、見にくい、散らかった印象の記事になってしまいます。

「また」によって全体の流れをコントロールしている、

と思わない方が、記事のクオリティはスムーズに上がるでしょう。

「あるいは」「または」「それとも」

「あるいは」「または」「それとも」は、

2つ以上のものから1つを選ぶ、選択の接続語です。

2つの名詞などを繋ぐ場合はどれでも使えます。

たとえば、

・サッカー、あるいは野球
・サッカー、または野球
・サッカー、それともや野球

2つの名詞をから1つの名詞を違和感なく選択できると思います。

しかし、文章と文書を繋ぐ場合で硬めの文章なら「あるいは」を用いることをオススメします。

「あるいは」のニュアンスは、いくつかある可能性のうち、

これも入っているかもしれない、というモノです。

よく「もしかすると」に言い換えられてしまうのですが、

ニュアンスが大きく変わる可能性があるのでオススメはしません。

汎用性の高い表現

「あるいは、〇〇と言えるかもしれない。」

といった表現は、あらゆる場面で汎用が効くので、覚えておいて損はないと思います。

「しかも」「さらに」「そのうえ」「かつ」

「しかも」「さらに」「そのうえ」「かつ」は、

前の文章の何かを引き継ぎながら、さらに何かを上乗せするタイプの接続語です。

注意点が1つあり、これらの接続語によって持ち込まれる要素は文脈上新しい情報の可能性があるので、

内容的な妥当性については十分に吟味しなければなりません。

内容がトンチンカンだと、読者が置いてきぼりになってしまい、

離脱率が上昇してしまいます。

これらの接続語を用いるときは、十分に注意してください。

その他の接続語リンク

リンクを置いておきます。クリックするとページに飛べるので、閲覧してみてください。

順接的な展開の接続語

逆説的な展開の接続語

並置の接続語(このページ)

選択の接続語

その他の接続語

それではみなさんとは、また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。

でわまたっ

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