こんにちは、「コボヒロ」です。
今日は「逆説的な展開の接続語」の説明をしていきます。
記事の内容は、記事の展開において関係がない
皆さんは記事の展開において、なにか気をつけていることはありますか?
記事の内容?面白さ?深さ?濃さ?
そんなものは文章の展開においてクソの役にも立ちません。
なにが言いたいのかというと、
「記事の内容は、記事の展開において関係がない。」
ということです。
では、何にが気を付けたほうが良いのか?気になりますよね。
それは、逆説的な接続語の使い方です。
前の記事を読んでもらえばわかると思いますが、
順接的な接続語を用いた順接的な展開というのは、テキトーに読んでも文章に方向転換がないので、記事の内容を読者が誤解する可能性は低いです。
しかし、逆説的な接続語を用いた逆説的な展開の場合は、文章の方向転換が必ずどこかの場面で出現します。
だから、その方向転換するタイミングを間違えたり、使い方を間違えているのなら、読者は話の内容が一気にわからなくなります。
すなわち、あなたが逆説的な接続語の使い方を意識していなかったり、理解していないと、
その記事で本当に伝えたかったことを読者に伝えられていない、という事態が起こりかねません。
困りますよね?
せっかくブログを始めて、
「何かを発信しよう!」
と頑張って記事を書いているのに、その発信している内容が読者に間違って伝わっていたら悲しいですよね。
そんなことが起こらないようにするために、ココでしっかりと「逆説的な展開の接続語」をマスターしちゃいましょう。
基本的な逆説の接続語「しかし」「だが」「けれども」「でも」
これらが基本的な「逆説的な展開の接続語」と呼ばれているモノです。
役割は、文章を転換に導くことです。
4つすべての使い分けは少し難しいので、ココで覚えて欲しいことは2つに絞ります。
①「しかし」は万能なモノ
「しかし」は、どこかで対立的だと考えられる事柄なら、ほとんど接続することができる便利な接続語です。
ぼくも便利ゆえに、「しかし」はついつい多様してしまいます。
②「だが」はある事柄を肯定から否定、否定から肯定に転換するモノ
「だが」は、「しかし」に比べると少し働きがマニアック向けです。
使えるシチュエーションが決まっている分、覚えやすいと思います。
知識を深める問題
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」しかし「○○○○」。
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」だが「○○○○」。
①読者の反応がたまらなく嬉しかった ②書き続けなければならなかった。
「しかし」と「だが」の文章が正しい文脈になるようにするには、①と②のどちらの文章を当てはめるべきか答えよ。
・
・
・
回答の全パターンを作ってみました。
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」しかし「読者の反応がたまらなく嬉しかった」。
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」だが「読者の反応がたまらなく嬉しかった」。
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」しかし「書き続けなければならなかった」。
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」だが「書き続けなければならなかった」。
文法的にはどれを入れても正しく読めてしまうのですが、
どの文書が一番自然な流れなのか?
と言われたら、
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」しかし「読者の反応がたまらなく嬉しかった」。
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」だが「書き続けなければならなかった」。
この2つの文章が答えになる人が多いんじゃないですか?
この文章にもたらす自然な流れこそ、「しかし」と「だが」の差なのです。
解説
・「毎日ブログを更新することはつらかった。」しかし「毎日ブログを更新することはつらかった。」
この文章は、「毎日ブログを更新することはつらかった。」と「毎日ブログを更新することはつらかった。」の2つの事柄は、
まったく別事柄であるので、「しかし」を使うことで自然な流れを作ることができます。
・「毎日ブログを書き続けることはつらかった。」だが「書き続けなければならなかった」。
さて、みなさん「だが」の役割を覚えているだろうか?
「だが」はある事柄を肯定から否定、否定から肯定に転換するモノ、でしたね?
この文章は、「ブログを書く。」という1つの事柄に対して、
「毎日ブログを書き続けることはつらかった。」と「書き続けなければならなかった」
という2つの文章が正反対の方向を向いているので、「だが」を使うと、
違和感のない、自然な文章が出来上がるのです。
接続語を意識的に使うと、最初はかなり消耗します。
でもその消耗が読者のためになるのなら、頑張る価値があると思いませんか?
驚きを与えてくれる接続語「ところが」「それなのに」
なぜこの2つを基本の接続語から外したのかというと、この2つには「驚き」という感情が含まれている接続語だからだ。
たとえば、
「ブログを毎日更新してるとコボヒロが楽しそうに話していた。ところがその話は嘘だった。」
「コボヒロは勤勉で優秀です。それなのに身だしなみは毎日だらしない。」
という文章を読んだら、ぼくのことを知っている人なら思わず、
「マジで!!?」
と言いたくなってしまいます。
このように前の文章の予想や期待に反して、話の展開が転換するときに使いたい接続語が、
「ところが」や「それなのに」です。
意外性のある接続語といっても良いのですね。
一言追加の接続語「だだし」「もっとも」「なお」
「しかし」とよく比べられる「ただし」の使い方を説明していきます。
1番カンタンな見分け方は、
「前の文章と後ろの文章のどちらに全体の比重があるか」
を考えればすぐにどちらを使うべきか判断することが可能です。
もし前の文章に重さがあれば、ここで方向転換があっても、全体の流れは元に戻ってくることが予測できます。
逆に、後ろの文章に重さがある場合には、ここでの方向転換によって話の流れ自体が変わったことになります。
ここで鋭い人なら、
「文章の重さがあるのならば接続語の重さもあるんじゃないの?」
と考えるハズです。
おっしゃる通り、接続語にも重さは存在します。
「もっとも」が1番重く「ただし」「なお」と続きます。
(いい記事が書けたら、その記事を例に分析していきます)
まとめ
この記事で最も注意するべきポイントは、
「文章の流れが変わった後の流れがどうなっていくのか?」
というポイントです。
方向転換をしてそのまま進むのなら文章の流れがそこで変わったことになるし、
方向転換はあったが文章の流れが保持されたままだとしたら、その転換は全体の趣旨に変更を及ぼすほどのものではなかったことになる、
ということを覚えておくと、読者の読みやすい文章を書きあげることができます。
その他の接続語
リンクを置いておきます。クリックするとページに飛べるので、閲覧してみてください。
逆説的な展開の接続語(このページ)
選択の接続語
その他の接続語
それではみなさんとは、また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。
でわまたっ