ゆるいプチ断食(間欠的ファスティング)で10kg痩せた「コボヒロ」です。
世の中には「断食(ファスティング)」というモノがあります。
一定の期間(1週間〜1ヶ月)何も食べないことを指し、デトックス効果、ダイエット効果を期待して行う行為です。(宗教的な断食についてはココでは解説しません)
その「断食(ファスティング)」を優しくしたモノが「プチ断食」になります。
プチ断食とは、準備期間を設け、短期間(1日〜2日)水と塩で生活を送る行為のことを指します。
そしてその「プチ断食」をさらに優しくしたモノが僕が痩せた「ゆるいプチ断食(間欠的ファスティング)」になります。
このゆるいプチ断食こと「間欠的ファスティング」がダイエットにおいてかなり強い味方になるテクニックの1つです。
今日は、
「ゆるいプチ断食(間欠的ファスティング)って、普通のプチ断食とは何が違うの?」
「ゆるいプチ断食(間欠的ファスティング)のメリット、デメリットは?」
「なぜプチ断食ではなく、ゆるいプチ断食(間欠的ファスティング)を選んだのか?」
と言った項目を中心に話しを進めていきます。
※以後「断食」「プチ断食」「間欠的ファスティング」と呼び分けます。
断食・プチ断食5つのメリット
まず最初に断食・プチ断食のメリットから見ていきましょう。
断食の発祥はもともとは宗教なので、やり方にも「流派」があります。
なので、ここに書いてあるメリットが全て当てはまるワケではありません。
ここで書くメリットは僕が実際にやった「水・塩」のプチ断食についてのことだと頭の片隅に置いておいてください。
1. ダイエット効果
男女問わずに最も大きな恩恵と言えるのではないでしょか?
ダイエット効果に関してはイメージするのは難しくないですよね。
断食・プチ断食は一定期間「水・塩」のみで生活するのが基本なので、摂取カロリーが著しく低くなります。
摂取カロリーが消費カロリーよりも低くなるので、おのずと体についている脂肪をエネルギーに変換しだします。
その結果「脂肪が燃焼し、体重が軽くなる」というロジックが働きます。
2. 腸内環境の改善(便秘改善、美肌効果)
これは女性に嬉しいメリットですね。
断食・プチ断食をすると、新しく消化するモノが腸内に入り込むことがなくなるので、必然的に腸の中に残存している老廃物が処理されていきます。
その結果、腸内環境が整います。
腸内環境が一度整うと、腸の活動が低下し、腸そのものを休めることができます。
腸を休めることができると、次の食べ物を消化する時の腸の動きが活発になります。
腸の動きが活発になると、便が出やすくなって「便秘改善!」というロジックです。
他にも、
腸内環境が整うと、血流が良くなります。
血流が良くなると、体の隅々まで栄養を運んでくれます。
体の隅々まで栄養を運んでくれると、お肌のカサツキ、ニキビ、肌荒れを改善してくれます。
と言ったメリットも享受することが出来ます。
3. 免疫力の向上
「腸内環境の改善(便秘改善、美肌効果)」の副作用的な位置づけのメリットになります。
腸内環境が落ち着き休まると、今までそこに集中していた血液たちは再度、体を循環し始めます。
今まで以上の血液が循環するので、体の末端にある毛細血管まで血液が行き届きます。
そうすると、普段使われていない自立神経、ホルモン系、免疫系の細胞や器官が目を覚まし活動を開始します。
結果、免疫力の向上、ホルモンバランスの改善、などが見込めます。
4. 睡眠の質が向上 (不眠症の改善)
これは個人差があるメリットになるでしょう。
僕自身、初日は空腹で全く寝れませんでした。
デブだったころは少しの空腹でもカリカリしていたので当然と言えバ当然なのですが、2日目以降はぐっすり快眠で疲れがすっと抜けたような感覚を体感できました。
これは自分の体の性格が大きく影響してくると思います。
僕のように空腹でカリカリするパターンの人なら、眠ることすら敵わないですし、
空腹でも何も感じない人は、あなた至上最高の睡眠が待っている可能性が高いです。
断食・プチ断食中に空腹で寝られない場合は、もう1日だけ様子を見るか、速やかに断食・プチ断食をやめることをオススメします。
5. 食生活の改善
これは想像以上のメリットでした。
想像以上に味覚が敏感になり、食生活に好影響を与える結果になりました。
科学的にはこんな証明されていないので、単なる錯覚の類だとは思うのですが、それでも感動せずにはいられませんでした。
今までは
「から揚げにマヨネーズと醤油をかけて食べていた」のに、
プチ断食が終わったら「普通のから揚げすら味が濃ゆい」と思えるぐらい180度味覚が変わりました。
ある程度の期間が空くと元通りの味覚になりますが、食生活を見直す最初のキッカケとしてはなかなかによき選択だと思います。
例えるなら、減量中のボクサーの感覚に近いのかもしれません。
食べ物を極限まで食べないことで、五感全てが研ぎ澄まされてゆくあの感覚です。
6. 貧しい人の気持ちが分かる温かい考えが芽生える
はぁぁぁぁぁあいっっ!!!!!!
以上が、断食・プチ断食のメリットになります。
こんなに数多くのメリットがあるにも関わらず、僕自身は断食・プチ断食をやめて間欠的ファスティングに切り替えました。
なぜか?
断食・プチ断食は実際にやってみると4つの問題を実感したからです。
断食・プチ断食4つの問題点
あくまで個人的な見解なので、みなさんが4つの項目を「これは問題だ!」と思うのなら「間欠的ファスティング」をオススメします。
逆に、これらのことが問題点に感じないのであれば、普通に断食・プチ断食をやることをオススメします。
1.習慣化が難しい
人間の三大欲求の1つである「食欲」を抑え込むことを継続するのは超絶難しいです。
やる気のある1週間ぐらいならなんとか理性で抑え込むことが可能です。
断食・プチ断食のメリットを享受できる喜びに多幸感すら覚えます。
が、断食・プチ断食を習慣化しようと思うとかなり難易度が高いように感じます。
僕はストレスがハンパではなかったので結局無理でした。
あと、パートナーがいると相手に申し訳ない感がハンパではありません。
2.17時以降から「飯飯飯!」となり仕事に集中できない。
14時ぐらいまでは頭の中がシャキッとしていて効率的に仕事が出来るのですが、17時を超えると思考停止状態になって何も手につかなくなります。
頭の中は「白米、肉、魚」という単語たちが脳内クラブで踊りだし、終いには幻聴幻覚が聞こえてくる始末でした。
空腹は確かに多くのメリットを私たちに与えてくれますが、何事も「適度な」ということを忘れてはいけないと実感しました。
3.「我慢」の反動が物凄い
我慢していた反動が「食欲」となって津波のように襲っていきます。
俗にいう「リバウンド」です。
通常なら「回復食」をチョロッと食べておしまいなのですが、僕のようなデブキャラは一度食欲のスイッチを押してしまうと頭の中は腹を満たすことで頭がいっぱいになり、
「誰も俺の食欲を止めることはできねぇーぜ!!」状態に突入してしまいます。
僕の場合は断食・プチ断食後の回復食を抑えることが出来ず夕飯に
- 白米(5合)
- 鶏肉(350g)
- 豚ヒレ肉(500g)
- サバの塩焼き(3尾)
- 卵(5個)
- 納豆(3パック)
- 鯖缶(1缶)
- 煮物(適量)
- 食べるラー油
を1食で食べ切った後、次の日も食欲は収まる気配もなく、
お昼に「ばそきや」の焼きそば1kg
夜には「ラーメン二郎」の豚入り全マシマシ。
締めに「チャーハン+アイス」
を食べることでようやく僕の中の「食欲」撃退することに成功しました。
デブの食欲スイッチを一度でも押してしまうと撃退するには莫大なカロリーが必要になってしまうのです。
4.夕食を回復食で済ませても一気に眠くなる
で、もしも断食・プチ断食終了後に「回復食」だけで済んだとしても、その後の睡魔が過ごすぎて早々に1日が終了してしまいます。
という4つのデメリットがあり、残念ながら僕は断食・プチ断食をやめました。
しかーーしっ!!
という「煩悩にまみれた考え」になってしまった僕は新たな可能性を探しまくりました。
そこで発見したのが「間欠的ファスティング」です。
得も言われぬ絶望的なネーミングセンスはさておき、
「間欠的ファスティングとは一体なんなのか?」
「断食・プチ断食とは何が違うのか?」
そういった点をこの先は解説していきます。
「間欠的ファスティング」とはなんぞや?
「間欠的ファスティングとは、毎日16時間以上食べ物を食べない時間を作ること」です。
断食・プチ断食の「意図的に何も食べない時間を作る」という部分は同じで、違うところは「毎日16時間」という部分だけです。
乱暴にいうなら「断食・プチ断食の下位互換」的な概念が間欠的ファスティングになります。
しかし、下位互換にも関わらず断食・プチ断食のメリットを享受することが可能です。
まぁまぁ、そう言わずに話を最後まで聞いてください。
本当にキツイかどうかは最後まで読めば分かりますから('ω')ノ
※「間欠的ファスティング」は別名「16時間プチ断食」とも呼ばれています。
「16時間」食べ物を食べないことのイージーさ。
まずは「間欠的ファスティング」最大のデメリットのように錯覚してしまう「16時間ルール」について解説します。
「1日は24時間。その中で16時間何も食べてはいけない。」
一見すると鬼畜の諸行とも思えるこの縛りなのですが、実は思いのほかイージーです。
例えば、
「午前6:00時起床で、そこから16時間の断食」という「16時間縛り」だったら僕も絶対に無理です。
食べ物を初めて口にできるのが「午後22:00以降」なんて100%継続不可能です。
タージマハールに住むインド人でさえ、お昼過ぎに日本語で
と、ソウルフードのカレーを顔面蒼白で懇願するでしょう。
断食に慣れている彼らでさえ音を上げる「間欠的ファスティング」を僕はなぜ継続できているのか?
その秘密は「前日の日の夕食」にあります。
例えば、「午前6:00起床」というルールを変えないで「就寝時間を23:00」に設定してみましょう。
「就寝時間が23:00」ということは、遅くても「夕食を20:00」に済ませていなければベットで眠ることはできません。
胃が活発に動いている中で人間はなかなか睡眠には入れないからです。
この状況を言い換えるのであれば、前日の「20:00」からプチ断食がスタートできている、ということになります。
前日の20:00の16時間後は「次の日の12:00」ですよね?
ということは、寝ている間に16時間の半分以上の時間が過ぎているのです。
この「前の日の準備」がキチンと出来ているがゆえに、僕は毎日苦労もなく「プチ断食(間欠的ファスティング)」を継続できているのです。
意外と簡単なんですよ、間欠的ファスティングを継続するのって。
ここでよくある勘違いが、
「朝食を抜くと太るって聞くよ?」
「朝食を抜くと頭が回らなくない?」
「朝食を抜くと1日が始まった気がしない」
という「朝食を抜くと、、、」シリーズの疑問です。
実は僕もダイエットを始める前は、上記のような迷信を信じながら朝食をむしゃむしゃと食べていました。
しかし、朝食に関する勉強をしていく上でその考え方は大きく変わりました。
詳しくは下記の記事の「朝食編」をご覧ください。
まとめ
・ダイエット効果
・腸内環境の改善
・便秘改善
・美肌効果
・免疫力向上
・睡眠の質が向上
・食生活の改善
以上、「間欠的ファスティング」を僕がオススメする理由でした。
この記事を読んで「間欠的ファスティングをやってみたい」と思った人は僕が実際に読んだ本を参考にしながらチャレンジしてください。
くれぐれもネットのやり方は間違いが多いので専門家の見識を勉強してからでも遅くはありません。