こんにちは、プロテインマニアの「コボヒロ」です。
「プロテインは飲むと太る」
「プロテインは飲んでも太らない」
この対立した2極のうわさ話を聞いたことがある人って多いのではないでしょうか?
プロテインには「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」などの栄養が豊富に含まれており、さらに
「高タンパク」
「低カロリー」
「低脂肪」
という魅力的なワードが並び、さまざまな栄養素を1分以内に摂取できるので、今や筋トレをしている人のみならず、
「筋トレをしていない人」
「ダイエットをしている人」
「高齢者」
にまで愛されている健康食品の1つになりました。
今日はみんなから愛されているプロテインに関する「体重増減の真実」をお届けします。
「無計画にプロテインを飲む」と80%以上の人が太る理由。
最初から結論です。
『プロテインは無計画に飲むと80%以上の人が太ります』
なぜなら、
「プロテインは低カロリーだからたくさん飲んでもOK!!!」
「プロテインって体にいいみたいだから3食プロテインにしよ!」
と言った気持ちでプロテインを大量に摂取すれば、当たり前のように消費カロリーよりも「摂取カロリー」の方が大きくなるので、カロリー摂取過剰となり、体脂肪が増加し、結果的に「太る」ことは間違いないでしょう。
あくまでプロテインは「タンパク質」です。
タンパク質は「カロリー0」ではなく「カロリーを含んだ栄養素」ということを忘れてはいけません。
プロテインを飲んで太る人の多くは、誤った知識のもとで行動してしまうことが原因で太ってしまいます。
なので、しっかりと計算された量のプロテインを摂取していれば太ることはまずありえません。
賢くプロテインを計画的に摂取した場合は「90%以上の確率で痩せる」ことが可能です。
朝食をプロテインに置き換えるだけで1週間に1kgは減っていく。
これは僕もダイエット期間に導入している方法ですが、朝食や間食などをプロテインに置き換えるだけで1日平均「700~1000キロカロリー」のカットが可能になります。
脂肪を1kg減らす為には「7000キロカロリー」を必要とします。
と言うことは、朝食をプロテインに置き換えるだけで1週間(7日間)に1kgずつ減っていくのです。
もちろん、昼食と夕食はいつもと変わらない量だったとしてもです。
一方、プロテインなしのダイエットは、痩せる為の食事内容で通常時と同じタンパク質量を摂る必要がありますが、
ダイエット飯で通常時と同じ量のタンパク質を摂取しようと考えると、いとも簡単に摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまいダイエットではなくデブエットになってしまいます。
かといって、ダイエット期間中に「糖質制限」「ビーガンダイエット」のような過激な食事制限を断行すると「栄養失調」「肌荒れ」「ハゲ」「生理不順」を招いてしまい、「見た目は痩せたけど、中身がボロボロ」なんて事態になってしまいます。
つまり、基本的にバランスのとれた食事を心がけ、プロテインを賢く補給することで減らした食事量で不足しがちになるタンパク質、ビタミン類、ミネラルなどの栄養素を補うのが本来のプロテインの役割になります。
健康的に痩せる為には「筋トレ×プロテイン」が最強最高の選択。
プロテインは筋肉を中心とする重要な組織の材料になりますが、
「プロテインを摂取してさえいれば筋肉がつく!」
「プロテインを飲めば美ボディになれる!」
「プロテインを飲めばマッチョになれる!」
という魔法の食品ではありません。
確かに僕は「プロテインを計算して飲むなら痩せる」と言いました。
確かにただ痩せるだけならプロテインを朝食に置き換えるだけでなんの問題はありませんが、もしあなたが「美ボディ」「マッチョボディ」を求めているのなら、ただプロテインを摂取するだけではいけません。
適度な運動、すなわち「筋トレ」も並行して進めていきましょう。
筋トレとプロテインの複雑な関係性
筋トレをすればタンパク質必要量は高まります。それはトレーニングによって壊れた筋肉を合成するためです。逆に、プロテインを多く摂取したからといって筋合成が高まるわけではありません。
痩せるだけではなく引き締まった筋肉が見えるような美しくカッコイイ体に仕上げたいなのなら、目を向けるべきポイントはタンパク質だけではありません。
筋トレ中はエネルギーを爆発的に使うため、そのエネルギーを捻出しようとまず糖質の貯蓄量が減少し、エネルギーに変換されます。
そして糖質の貯蓄量が枯渇すると、体はタンパク質をエネルギー源として変換し始めます。
そうなると、いくらプロテインで大量のタンパク質を補充しても、糖質を同じようなエネルギーに変換されてしまい、筋トレで破壊された筋線維にたんぱく質が補充されません。
この状態が慢性的に継続してしまうと、筋肉を修復する栄養素が足りない為、筋肉が徐々に減少してしまいます。
ザックリまとめると「タンパク質たくさん摂取しても、筋肉の材料としてではなく運動中のエネルギーとして使われてしまう」ということです。
ゆえに、たんぱく質以外の栄養素である「糖質(炭水化物)」「脂質」も筋トレには重要な要素なのです。
さらに詳しく知りたい人は 「一度太ってから筋トレすると効率が良い」ハズがない!「筋トレをするためにまず太る」は大間違いだと言い切れる理由。 を読んでください。
プロテインの摂取は計画的に。
プロテインの正しい知識をしっかりと身につければ、プロテインは決して太る食品ではないことが分かったと思います。
プロテインを飲んで太る人の多くは、誤った知識のもとで行動してしまうことが原因で太ってしまいます。
逆に、計算されたプロテインの摂取は、美ボディやマッチョな体作りに大きく貢献してくれることは明らかです。
賢く摂取して、がっつり筋トレして、カッコイイ体を手に入れましょう。
でわまたっ、よきプロテイン生活を!
おまけ:プロテインは体に悪い?
「プロテインは太る」神話以外にも、「プロテインは体に悪い」という神話を聞いたことがある人も少なくないでしょう。
これも結論から言ってしまうと、「プロテインによる健康被害はありません」と断言します。
前提知識して「プロテイン」は「タンパク質」です。
「タンパク質」は、糖質・脂質とともにエネルギー生産栄養素のひとつで、1gあたり4Kcalのエネルギーがあります。
そして「タンパク質」は、糖質や脂質に比べると、体内に貯蓄できる容量がとても小さいです。
言い換えるならば「少し多く摂取しただけで簡単にたんぱく質の過剰摂取状態になってしまう」とも言えます。
そこでふとした疑問になってくることは、
「過剰摂取され、体内に貯蓄することが出来ないたんぱく質はどうなってしまうのか?」
です。
実は「過剰に摂取されたタンパク質」は、肝臓で分解され腎臓から排出されます。
これが「たんぱく質は体に悪い」と言われる由縁です。要は、
①プロテインを飲む
↓
②タンパク質が過剰摂取状態になる。
↓
③肝臓・腎臓に負担がかかる
↓
④プロテインは体に悪い
というロジックが一人歩きしてしまった結果、「プロテインは体に悪い」と言われるようになってしまったのです。
が、タンパク質の過剰摂取になるために必要なタンパク質量は「140g」です。
その量って「牛ステーキ700g」「卵20個」「牛乳4ℓ」相当です。
ちなみに粉末状のプロテインだと「10杯」相当になります。
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そんなに食べませんよね?(笑)
絶対に肉も卵もそこまで食べないし、アホみたいにプロテインも飲みませんよね?
なので、「プロテインによる健康被害はない」と僕は断言しているのです。